行ってきました。
年に2回、東京大学で開催。
こんなこともなければ
一生縁のないところです(^◇^;)
今回のテーマは…
更年期障害。
ホットフラッシュや、
めまい、頭痛、肩こり、冷え、痺れ…
易疲労感、不眠などなど…
日常生活は送れるけれど、
つらく、周囲にも伝わりにくい症状ばかり。
当サロンでも
純粋な更年期障害の方、
乳がんや婦人科がんの
ホルモン療法副作用による
更年期障害のような症状を抱えた方が
たくさんいらっしゃいます。
更年期障害のような副作用が出るから、
ホルモン剤が効いている証拠。。。
…とても厄介な問題です。
更年期障害の症状に
鍼灸が有効であることは
何となく知ってはいましたが、
ホルモン治療中の方に
果たして施術していいものか…
漠然とした疑問がありました。
案の定、
講義の研究データは、
ホルモン治療中の患者様を除外したものばかり。。。涙
やはり女性ホルモンを活性化させるようなアプローチは
控えた方がいいという印象でした。。。
ですが、最後のお話の中で、
鍼灸治療の役目として、
あくまで、
ホメオスタシス
→身体の恒常性を保つ機能
を向上させる効果が高いこと、
各症状の対処療法として問題ないことは
確認できたので、
各症状の対処療法として問題ないことは
確認できたので、
引き続き、適正を見極めながら治療していきたいと思います。
そして、
意外にも興味深かったのは
男性更年期障害 のはなし。
女性専門のサロンなので、
正直、帰ろうかと思ってました。笑
いまメディアでも多く取り上げられ、研究も進んでいる
男性の更年期障害、
ED、
男性の不妊。
Men's health
という分野で確立されつつあります。
女性にも間欠的に関わってくる問題ですよね。
男性ホルモンの一つである
テストステロン
の分泌の低下は、
私が想像していたよりも、はるかに
社会生活に影響を及ぼします。
その治療にも
鍼灸治療が有効なことが
研究で分かってきています。
しかも、
話を聞いた印象では、
多岐にわたる女性の更年期の治療方法より、
わりとシンプルな治療法で
効果が出そうな印象でした。
さらに!!!
一見関係なさそうなテストステロンですが、
実は女性の身体にも
女性ホルモンの10倍も分泌されている
とっても大切なホルモンなのです。
女性が閉経すると
エストロゲンという女性ホルモンの分泌が止まります。
そこから女性の身体を支えるのは
テストステロンなのです。
閉経したにも関わらず、
だらだらと続く更年期障害の症状を抱える方に、
このテストステロンへアプローチすることで改善に導けないか
研究が始まっているそうです。
今後の動向が楽しみです(*^^*)
患者様とのお話の中で
ご家族様などの
Men's healthに関わる話題が出てくることがあります。
治療できる環境がまだまだ少なく、
きっと誰にも言えず抱えてる方は
たくさんいらっしゃると思います。
男性に直接治療することは難しいですが、
そんなご相談にも対応できていけたらいいなと思います。
会場となった14階の講堂から。
爽やかな秋晴れ
有意義な時間でした(*^^*)